オディエはラテン語で「今日」という意味。
まさにある冬の夜、教会で一気に録音しました。
日常に静かに寄り添う教会音楽のアルバムが作りたかったのです。
もう10年位経ってしまった気がするけど、
haruka nakamuraに無理を言って、全て彼のiPhoneで制作してもらった初めてのPVです。
まだみんな若い。
美雨さんとは音楽を通した姉妹のような関係になりました。
沢山の曲を一緒に作ってきましたが、「星めぐりの歌」はその中でもキーになる1曲です。
木村和平君による写真達のスライドショーも幻想的で大好きです。
「人間の声」というイベントを自主企画した時、
美雨さん、カオリさん、私という3人の母による声だけで表現する時間を得ました。
3者3様のボーカリストではありますが、ただの「ア・カペラ」とは表現したくない程、特別な1夜になった気がしています。
高木君との出会いは、私の音楽人生をガラリと変えるものでした。
自分が何の価値も感じてなかった聖歌というバックグラウンドを自由に表現させてくれたのは高木君です。とても感謝しています。
この曲は、さらにポストクラシカルという今の自分の立ち位置を確固たるモノとして気付かせて貰った1曲です。
「いつもみたいに歌って」中島さんとの音楽は、歌が突出する事はありませんでした。
いつものように、と言われたらそれは音の風景に馴染む事だった気がします。秋のワルツを歌うときは、出来るだけピアニッシモに、歌い上げることなく抑制して抑制して細やかな美しさを表現するようにしていました。
人生の中で一番大切な1曲です。